はいどうもこんにちは、ミギーです!
今回紹介する映画は【カイジ~人生逆転ゲーム~】
公開後のSNSでは「藤原竜也のカイジっぷりがハンパない」と盛り上がりました。私も藤原竜也はこれ以上ないキャストだと感じます。
福本伸行原作の人気マンガ「カイジ」シリーズ映画化の1作目。最初の映画にふさわしく、カイジのクズっぷりとダメっぷり、狂気の沙汰が描かれています。ハラハラドキドキの大衆映画で娯楽としては十分楽しい映画ですよ!
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この作品は、
デートでは・・・どうかな?友人と観るならOK!観る人を少し選ぶ作品でございます。
早速レビューいってみます!ネタバレありますので、ご注意ください!
結末はカイジが全部勝って終わり
まぁ流れ的にはそうですよね(笑)
カイジの一番の魅力は勝利までの”人間模様”です。
人間のドロドロした部分は汚いながらも、ある種の本質をついており、極限の状態やそれらを踏まえたセリフが多くあることから数々の名言もうまれています。勝ちにいくまでのプロセスや駆け引きが面白いのも特徴の一つ。
原作のマンガとは流れが違いますが、映画では大きく3つのゲームが出てきます。限定じゃんけん・ブレイブメンロード(鉄骨渡り)・Eカードです。
2時間の映画に詰め込まれたゲーム達
限定じゃんけん
配られたグーチョキパーのカードだけで勝負して、1つ100万円する星を取り合い、カードをすべて消化できれば脱出できるというゲームです。
船井(山本太郎)に騙され窮地に立たれますが、最後の勝負でカードに印をつけ更に騙そうとした船井を返り討ちにしてゲームクリアします。しかし!
徒党を組んだ石田(光石研)が不手際で負けてしまい地下収容所に送られる羽目に・・・そこになぜかゲームクリアしたカイジもついていくという(笑)ちょっと映画進行のための流れになっております。
原作では途中に騙してくる船井に負け、いろいろあって地下収容所に送られる最後の最後に逆転する展開が気持ちいいです。
映画には出てきませんが、個人的には「船井を抱いて堕ちる」の名言が好きです。
ブレイブメンロード
地下収容所に行ったら佐原(松山ケンイチ)が働けなくなり、最後の手段として選んだ道に、なぜかまたカイジがついていくという流れ(笑)
高層ビルに架けられた鉄骨を渡りきるというスリリングなゲームで、観ている方も手に汗握る臨場感があります。
10名で渡り始めますが、佐原とカイジのみが橋を渡り切り、佐原は扉を開けた突風で墜落。そして、カイジだけが生き残ります。原作での ブレイブメンロードの名言がとても好きなので紹介を。(橋を渡り切れずに落ちる人を笑う観客を見て)「人は人を救わない。なぜなら…人は人を救わなくてもその心が痛まないから。(中略)自分を救うのは、自分だけ!」
Eカード
利根川(香川照之)との最終対決。Eはエンペラー(皇帝)の略。カイジの勝つ条件は、利根川が持つ5枚のカードのうち、皇帝カードを出すときに自分が奴隷カードをぶつけるしかありません。4枚目のカードで利根川に奴隷カードを切り、勝ちます。
賭けるものが違うこと以外は原作にほぼ準じて描かれており、利根川とカイジの緊迫感が見物です。個人的名言は「蛇でいてくれてありがとう」なのですが、Eカードの見せ場と言えば、やはり焼き土下座ではないでしょうか。あっつあつの鉄板の上で正座し10秒以上額をつけて土下座をするという、よくこんなこと思いついたなと思うような罰ゲームです。さすがに映画では表現できなかったのでしょう。(笑)
映画カイジに集結した主役級の豪華キャスト
藤原竜也のカイジっぷりはまじでハマっていました。この人以外にもう考えられません。ってくらい適役と感じます。
香川照之も良かった。大衆を虐げるセリフの言い方、声量、圧、超良かったです。
天海祐希の遠藤・・・いいのか?女性で(笑)もうここは何も言うまい・・・
そして何と言っても私の注目は”黒服”で鈴木亮平が出ているところです!出てきた瞬間にざわざわしました(笑)
『変態仮面』や『俺物語』など後に主役級の役をこなす彼の貴重な脇役作品の一つですね。
あといい味だしているのは班長役の松尾スズキ。めちゃくちゃ役に合ってます!スピンオフでハンチョーやってほしい(笑)
そして最後に出てくる石田(光石研)の娘である吉高由里子ですよね。カイジ2に続いていくわけなのですが、とてもいいシーンで注目です。
まとめ
原作ファンからすれば大満足!と言う方は少ないと思いますが、超つまらないってことではないように感じます。個人的には「金は命より重い」とか、マンガであった名言をもっと盛り込んでほしかったところではありますが、及第点いっていると思います。
カイジのような、自分に弱いところの人間って割といてすべてはないにしても共感する(特に賭け事とかする男性)はいるのではないでしょうか。最後は勝つのだけれど、どのように勝っていくのかは非常にロジックが良く作られており、勝利への道筋はよく原作者の福本さんあ描いたなと感嘆するばかりです。2とファイナルにも期待ですね!
最後までご覧いただきありがとうございました!別のレビューもぜひ観て下さいね。
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