はいどうもこんにちは!ミギーです。
今回紹介する映画は『キングダム』
感想としてはまず一言。原作に忠実でよかった。
いわゆる実写化でよくある『ガッカリ』ありません
非常に原作に忠実で、ファンを裏切らなかった作品です。
特に大沢たかおの王騎はヤバい!
筋肉&キャラ再現性!!
かなり濃いです。
出番の数はさほど多くないのに、
圧倒的な存在感!笑
これは語らずにはいられません(笑)
早速レビュー行ってみます!!
映画:キングダムの概要
本作は漫画は5巻くらいまでの「王座奪還編」です。
原作は最新刊で57巻まで発刊されている、
中国春秋戦国時代を舞台にした原泰久のベストセラー漫画。
週刊ヤングジャンプで連載中で累計発行部数は6400万部を突破
山崎賢人が主人公の信を演じ、
吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介、
高嶋政宏、要潤、大沢たかおらが豪華キャストが共演する、
実写化の超大作。
キャラクター再現度が高く、
一気にキングダムの世界観に没入することができます。
監督は「図書館戦争」シリーズの佐藤信介監督。
アクション監督は「GANTZ」などの下村勇二。
主役は山崎賢人じゃない。大沢たかおだ!!
(山崎賢人ファンの皆様申し訳ございません!!)
普通に見てみると特筆するべきは、
山崎賢人&吉沢亮の友情コンビ!
橋本環奈&長澤まさみの女性躍進!
などなど目に留まると思いますが、
本作は完全に大沢たかおさんが
全部持って行っちゃってます!
再現性のすばらしさ
これが原作の王騎です。
「ンフフフフ」や「ココココ」と言った独特の声を上げ、
はれぼったい唇と圧倒的な筋肉が特徴的。
なんと、見事に再現されています。
王騎の実写がもっとも難しいと思われますが、
王騎のイメージを彷彿とさせるには十分な演技と身体づくりでした。
大沢たかおのプロ意識
『キングダム』のために肉中心の食生活を送り、
体重を15㎏増やした
というのは有名なエピソードです。
撮影後のインタビューでは、
王騎の特徴的な笑い方を「一番難易度の高い部分の一つ」だと語り、
SNSでも「笑い方が原作のイメージ通り」
「王騎にしか見えない!」と言った投稿を多く目にしました。
長澤まさみもインタビューで、
「王騎がそこにいた」と語っています。(笑)
王騎の纏うオーラの見せ方
(カメラワークだけではなく、まがまがしい殺気が見えるようなもの)
がもっとあっても良かったですが、
目線や表情でカバーできているのは大物俳優らしいというか、
プロとしかいいようがないです。
素晴らしい演技でした。
最後は全部持っていく大沢たかお
最後追い詰められた信たちを一瞬で救った王騎。
それは信も憧れてついていくよね。
という説得力満点の雰囲気と演技でした。
映画『キングダム』で大沢が果たした功績は計り知れません!!
キングダム続編は大沢たかおとコロナ次第?!
大沢たかおさん、15㎏増量後は減量し
映画『AI崩壊』を撮影しています。
再度筋肉を増やさなければなりません。
2020年冬頃には公開を目指していましたが、
筋肉は急に仕上がらないことと、
キングダムは中国で撮影しています。
コロナで撮影できないじゃん!!
ていう。
コロナ明けに合わせて、筋肉を戻すという、
大変な作業が大沢たかおさんに待ち受けています。
まだ漫画でいう5巻くらいまでです。
王騎が出てこなくなるまでまだまだありますよ(笑)
ネタバレ感想
『原作に忠実でめちゃくちゃおもしろい!!』
漫画5巻分を1本の映画にしていますが、かなり濃いです。
やはり、原作の画は「北斗の拳」や「ジョジョの奇妙な冒険」
に近い劇画チックなもので独特なところがあるので、
実際の役者さんの見た目になれるのに、若干の時間が掛かりますが、
ポスターなど事前にキャラクターの情報を入れておけば、
すぐ見慣れると思います。
この手の超大作は黒歴史になっているであろう、
『進撃の巨人』シリーズのような大コケもあるのではないか
と事前に感じていましたが、本作でその心配はありません。
原作未読でも充分に楽しめます。
要するに、
「中国でバラバラになっている6つの国を
まとめようとして主人公が頑張る話」
この一行頭に入れていけば、映画の進行に難はありません。
大沢たかお以外で特筆するべき点
山崎賢人×吉沢亮のハマりっぷり!
いい感じです。
『ジョジョの奇妙な冒険』では違和感しかなかった
山崎賢人が完全に別人で、主人公“信”になってます。
主要キャスト・キャラクターの評価
主人公:信=山﨑賢人
完全にハマってた!!
今までの主演作の中で一番イイ!!!
熱血モノはなんでもドハマりするんじゃないかと
思わせるくらいの熱いセリフの放ち方、
バカなんだけどちゃんと本質をついた発言をするまでの葛藤や振舞い方、
かなり原作を理解した脚本・キャラ設定になっていてとても感動しました。
嬴政(えいせい・後に始皇帝になる人物)=吉沢亮
風格よ、風格。スゴかった。
王としての意識を切らすことなく、
周囲と調和しながら役を演じきった彼は
私が本作の前に彼を観た
『ママレード・ボーイ』から格段に成長していると感じた。
静かなんだけど熱い、
決して大きな声や身振りをしなくても
表情や仕草で画面から熱さが伝わってくるのは見事に感じます。
漂も吉沢亮ですが、
若干、嬴政と重なるところがあったように感じたが(笑)
無邪気な少年時代の垢ぬけた感じが嬴政との差別化になっていてよかった。
最初から熱いシーンであったが、観るに耐えられる良いシーンでした。
河了貂(かりょうてん)=橋本環奈
いるだけでいいです(笑)
短髪で華奢なテンにピッタリの配役だったと思います。
テンの過去に触れることはなかったが、
戦場の男たちに翻弄されながらも、
自らの役割を果たし成長していく姿は十分に見ることができます。
原作のテンより、橋本環奈だからか天真爛漫なように見えて、
原作にない感じだったが全然許せるレベルと感じます。
ちなみに、テンがボケて信がツッコむというシーンがいくつかありますが、
映画観会場に一切笑いは生まれておらず、あれはすべっていたと思うというか、
若干ノリにくい場面でありました。(笑)
楊端和(ようたんわ・山の王)=長澤まさみ
『女版和製グラディエーター』です。
美しすぎる設定は原作と同じ。
かつ強さも含んでいてとても良かった。
殺陣の華麗さもさることながら、カメラワークですよ。
敵の倒し方、目線の流し方、髪のなびかせ方、
細部まできっと拘っているであろうことが、
しっかりと伝わってきて完成されたキャラクター像が見事に合っていました。
最初のシーンで声が女性とわからないようになっているんだけど、
聞き取りづらかったのが残念。
成蟜(せいきょう・嬴政の弟)=本郷奏多
テニプリ→アカギと、いろんな顔を見てきた本郷奏多くんですが、
今回はエゴの王様・傲慢さたっぷりのオーラと芝居が最高に気持ちいい感じでした。
器の小ささもしっかりと劇中に垣間見えたことで、
王座が翻る際の姿、滑稽さがとても見ている方に伝わります。
山崎賢人と吉沢亮に隠れていますが、
彼の芝居存在感がラストシーンの爽快感を生み出しています。
昌文君(しょうぶんくん)=髙嶋政宏
絶妙なキャスト設置。
髭の感じが濃く見えたが(笑)
原作の方がもうちょっと年上で強そうかも?
しかし、忠実さや献身的な姿勢は原作と同じで従順な昌文君がしっかりとそこにいました。
ベテラン俳優の流石の演技が見ものです。
(番外編)信が奴隷時代の雇い主=六平直政
パーフェクトです(笑)
いる。こんなやつっています(笑)
圧倒的小物感。
自分より弱い人には高圧的に、
強い人には媚びへつらうあの感じがわかりやすすぎてハマりました(笑)
アクションシーンの迫力
全体的に戦闘シーンは美しい殺陣(たて)が気持ちよかった。
GANTZのアクションを総括した人が指揮を取っているそうですが、
個人的には『るろうに剣心』で見たような、
剣の動きや人の動き、
風や落ち葉の動きをしているなぁと感じました。
特に長澤まさみの戦闘シーンは、
斬る→目線を上げるときの流し目とか
表情を変えないクールな佇まいなどなど、とにかく美しい。
優雅で風格があり、まるでやられる気がしないところがいい。
「おいおい、あんだけ主人公ボコボコにされているのに、
主人公が一回蹴り入れたくらいで敵あんなにやられるかな?」
「50人で乗り込んだにしては結構生き残ってないか?」
などと思ったシーンもありますが、
よく考えたら原作の方が信じられないくらいの痛手を負って
勝ちあがってきているので、気にしなくてもOKです。
最後のアクションシーンは戦国〇双じゃないか?!
と感じずにはいられませんでしたが(笑)
短時間で鑑賞者に王騎の絶対的存在感を知らしめるにはあれくらいでいいのかなと思います。
全体的にアクションも良かったです。
まとめ
原作を知らなくても十分に楽しめ、エンタメとして成功と感じます。
2019年実写映画の興行収入No.1も納得です!
続編はありますね。キャストも監督もインタビューで語っています。
このクオリティであれば支持者も増えそうですし、
あと5本くらい映画撮れそうです。
漫画もめちゃくちゃ面白いですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。違うレビューもぜひ見て下さいね!
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コメント
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[…] そして、映画公開前に秘密にされていた4番・リョウコ(秋川莉胡)に、『かぐや様は告らせたい』『キングダム』など話題作多数の橋本環奈 […]
[…] すでに世界に出しても恥ずかしくない良い作品はあると思います。世界で通じる作品が。日本人の多くが、その映画に触れることなく生活してしまっているだけ。というのがミギーの考えです。 日本での興行収入はアニメ(コナンやポケモン、ドラえもん、ワンピースなど)がメインで、2019年のNo.1興行収入は『天気の子』でした。実写映画では『キングダム』、『翔んで埼玉』、『マスカレード・ホテル』、『コンフィデンスマンJP』、『劇場版おっさんずラブ』が上位となっておりこれで世界へ・・・というのは心もとないように感じます。今一度、映画を多くの人が触れる機会をつくり、良作を生み出し外へ出していく機運が必要ではないかと思います。 […]