『映画クローゼット』ネタバレ感想。静かなんだけど何かいい。心に優しいヒューマンドラマ

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はいどうもこんにちは!ミギーです!

今回紹介する映画は【クローゼット】

クローゼット(2020) : 作品情報 - 映画.com
(C) 2020映画「クローゼット」製作委員会


なかなか面白かったです!
いわゆる単館系映画となり、テアトル新宿のみの公開でしたが、
自主映画の割に、メッセージ性が独りよがりしておらず、
役者さんの演技も良かった。
これはいま観るべきいい映画。
”人間味”の描き方がとても良きです。

あらすじ

クローゼット(2020) : 作品情報 - 映画.com
(C) 2020映画「クローゼット」製作委員会

主人公のジンが、添い寝屋という仕事を通じて、様々な人に出会い、
心の内側にある悩みを聞き出していく中で成長していく物語です。
歌舞伎町のビルで飛び降り自殺した事件(実話)がベースになっており、
都心(主に新宿を舞台)で生きる人がピックアップされています。
両親と折り合わず行き場をなくした女子大生や、
契約社員として一生懸命仕事したけど切られてしまったOL、
パートナーを亡くしたLGBTQ、
家庭に悩みを抱える主婦など
”誰かしら近くに一人くらいはいそう”
と思われる”普通の人々”の悩みを、
主人公・ジンが引き出していきます。

そんな中、ホストに惚れて風俗に落とされ、
親や周囲ともうまく行かず孤独になった女子大生に、
「一緒に死んでくれる?」
と聞かれます。

当然実話では死にますが、
本作ではおそらく生き残っています。
誰しもが埋まらない孤独を抱えたまま生きていく、
そんなことを伝えてくれるヒューマンドラマです。

なぜいま観るべきなのか

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(C) 2020映画「クローゼット」製作委員会


2020年は、三浦春馬や竹内結子、
芦名星といった有名役者さんが次々に自殺したり、
テラスハウス出演の木村花さんが誹謗中傷で亡くなるなど、
「世の中って生きにくいのかな」
と感じられる事件が多くありました。

この作品は”添い寝屋”という稼業を通じて、
主人公がいろいろな人の悩みに寄り添い、
「寄り添う誰かがいれば、救われる命もあったかもしれない」
というメッセージが込められており、
人間関係が希薄な現代に相応しい一本になっています。

また、日本映画っぽさが好きな人は嫌いじゃないと思います。
刺激は少なめで話の波は穏やか。
今泉力哉とか青山真治、
初期の犬童一心当たり好きな人はストライクのはず。
思いっきり感動したいとか
スカッとしたいといった
ニーズの映画じゃないです。
刺激欲しい場合は『鬼滅の刃』をIMAXで観に行って下さい。

監督は「神様のカルテ」や「共喰い」など
助監督を務めた進藤丈広、

脚本は「彼女がその名を知らない鳥たち」
などを書いた澤田文を起用していて、

画の感じ(新宿の雑多な風景や行き交う電車や車、人の描写)や、
構成の流れの感じなど、違和感なく自然なところも魅力的。

しかし公開されているのは、テアトル新宿(と来週にシネリーブル梅田)の2館のみ。
単館系映画というのは、公開劇場数も少ないし、得てして宣伝が足りない。(だいたいはお金の問題で)
もう少し多くの人の目に触れていいように思います。

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