【”読みたい本はあるのに時間がない”を解決!】出版社営業マンが教える10分で終わる超効率的ビジネス書の読み方_ミギーの雑記7

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どうもこんにちは!

出版社に9年勤めるサラリーマン、ミギーです。

 

はい、というわけで今回は

『ビジネス書の読み方』についての雑記ブログです。

 

本は読んだ方がいいと多くの人が思っているし、

実際多くの偉人が書籍から学び、経営や人生の生き方に活かしています。

でも、時間がない

ですよね~。ゆっくり読む時間が。

 

私は職業柄、ビジネス書を読む立場にあるのですが、

この前新卒ちゃんに『効率的なビジネス書の読み方』を教えたところ、

「超タメになる」と褒められ、おだてられ、奢ってあげるハメになったので、

飲み代をブログで稼ぐべく記事にします。(笑)

 

最初に注意

※このブログでは『ビジネス書の読み方』です。文芸やQ&A集などのジャンルには対応しません。

※管理人個人の見解がメインです。あくまでご参考程度に留めて下さい。

 

 

超ネタバレ・ビジネス書の基本解剖図

巷には様々なビジネス書が溢れていますよね。

『1分間で話せ』っていう人もいれば、『15秒で伝える』という人もいる。

『年収1,000万円越えるための本』もあれば『年収1億円越えるための本』もある。

 

まず、ビジネス書や実用書と呼ばれているジャンルは、

必ず出版社側と著者側で決めている2つのことがあります。

 

1つ 出版する目的

2つ ターゲット層

つまり、

『誰のための何の本なの?』

 

ってことを明確にして書籍は書かれています。これは必ずです。

ここが出来ていないと中身よくわからない本になり、

売れる可能性はまず低く、読んで役立つ可能性はさらに低いです。

 

ビジネス書を効率的に読むためには、

手に取った本が『誰向けの何の本なのか?』把握できると非常にスムーズに読めます。

 

余談ですが、

そしてその書籍を買う人って何かというと、

今自分が知りたい情報であることが多いです。

(でなければ1,500円とか出して書籍を買いません)

潜在的にか顕在的にはおいておいて、“我が事”として買うのです。

 

まずは前提としてここを抑えましょう。

 

おおよそのビジネス書の構成

 

第1章 業界のことについて
第2章 業界の中の問題点とは何か?
第3章 その解決策とは?
第4章 解決策が選ばれている実績(エビデンス)
第5章 まとめ

 

だいたいこんな感じになっていることが多いです。

赤マーカー引いてますが、重要なのは第3章の部分です。

 

実際の書籍で説明しましょう。

今回は『お金2.0』で解説します。

Amazon.co.jp: お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) eBook : 佐藤航陽: Kindleストア
Amazon.co.jp: お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) eBook : 佐藤航陽: Kindleストア

 

お金2.0 章立て構成

第1章 お金の正体

(業界=お金について)

  • お金とは何か?•仮想通貨は鏡の世界?•膨大なデータから見えてきた「経済システム」の構造…など

 

第2章 テクノロジーが変えるお金のカタチ

(問題点=お金の価値観が変化してきているという問題点の提示)

  • 今起きているのはあらゆる仕組みの「分散化」•分散化する社会とシェアリングエコノミー•中国がリードするシェアの世界…など

 

第3章 価値主義とは何か?

(=解決策への導線)

  • 限界を露呈し始めた資本主義•資産経済の肥大化と金余り現象•タイムバンクとVALUの正体…など

 

第4章「お金」から解放される生き方

(=解決策)

  • 人生の意義を持つことが「価値」になった世代•「儲かること」から「情熱を傾けられること」へ•人間の心は放っておくとすぐサビる•「お金」のためではなく「価値」を上げるために働く•枠組みの中での競争から「枠組み自体を作る競争」へ…

 

第5章 加速する人類の進化

(=解決後の世界・まとめ)

  • お金にならなかったテクノロジーに膨大なお金が流れ込む•電子国家の誕生:エストニア…など

 

とこういった構成になっています。

第3章から導入で第4章が核心部分かと思います。

一番重要なのはここです。

 

私が仕事上、そのビジネス書の著者に緊急で合わなければならず、

熟読する時間がない時は、

 

・はじめに
・おわりに
・章立て構成
・核心(著者が最も言いたいであろうこと)の章

を読みます。

 

・はじめに

著者がなぜ、この書籍を書こうと思ったか、

あるいは書かなければならなかったのかの理由が、

結構高確率で書かれています。

 

・おわりに

あとがきに何を感じたか、読者にどうなってほしいのかが書かれていることが多いです。

書籍制作に携わった人や恩師・読者への強いメッセージなどが多く、

意外と核心に触れるコメントも多いです。

 

・章立て構成

起承転結の流れが書いてあるのでここは必須です。

誰に、何を、どのように伝えたいのか?

見えることが多いです。

 

 

第3章に核心があるのはなぜか?

 

先ほど

 

  • 業界のことについて
  • 業界の中の問題点とは何か?
  • その解決策とは?
  • 解決策が選ばれている実績(エビデンス)
  • まとめ

 

こういった構成になることが多いとお伝えしましたが、そのためにわざわざ

  • 業界のことについて
  • 業界の中の問題点とは何か?

の導入を入れています。

なぜか?答えは、

著者が一番伝えたいことを深く読み込ませるため

 

なんですね。

第1章と2章では、

著者のメッセージを読まなければならない理由づくりが行われます。

おおよそは、読者の欲望か危機感を醸成するものがほとんどです。

 

上記のお金2.0の場合、特に“新しい概念”の立ち位置になるので、

お金2.0の概念が“なぜ必要”で、

“知らないとどうなるのか?”、

“世界が、時代がこのように変わっていく中で今のあなたはどうだろうか?”

といったメッセージに受け取れます。

 

世界が変わる→だからお金2.0の世界を、概念を知らなければならない

 

となっています。

 

こういった形で、ビジネス書を読み進めれば、

比較的効率的に読み進めることが可能です。

 

まとめ

ビジネス書を読み込む上でのポイントは3つ。

 

ポイント1

誰に向けた何の本なのか把握する。

 

ポイント2

核心の章はどこか目次を見て目星をつける

 

ポイント3

なぜその核心部分(書籍のコアメッセージ)を知らなければならないのか?

を把握する

 

おまけ

“はじめに”と“終わりに”を読むと著者の言いたいことが比較的よく理解できる

 

こんな感じです。

書籍は買うけど積読(つんどく)になっている。

読みたい本はあるのに時間がない!

そんな方はぜひ参考にしてみてください。

 

ちなみにまだ読んだことない方、『お金2.0』オススメです。

Amazon.co.jp: お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book) eBook : 佐藤航陽: Kindleストア
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