率直過ぎる感想【アイネクライネナハトムジーク】は日本映画的ゆるさと温かさを内包したなかなかの良作

ヒューマンドラマ

はいどうもこんにちは、ミギーです!
今回紹介する映画は【アイネクライネナハトムジーク】

アイネクライネナハトムジーク
©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会  公式サイトより引用

正直中盤少しダレましたが、最後まで観ると満足感高い映画です。
パンチ力はないけど、
じわ~っと溶け出すバターみたいな、
味わい深さが本作のいいところ
かなと。

アイネクライネナハトムジークモーツァルトの楽曲で
「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」
という意味があります。
原作は売れっ子作家の伊坂幸太郎。

伊坂幸太郎原作の映画化作品は多数で
何と本作で13作目!

私の一番のオススメは『重力ピエロ』です。
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(VODで一番コスパイイのはAmazonプライムビデオだと思ってます)

監督は『愛がなんだ』の今泉力哉。

『愛がなんだ』
©2019映画「愛がなんだ」製作委員会 公式サイトより引用


愛がなんだ』 はすご~く良かったのですが、本作も良かった。

ボクシングヘビー級世界戦が開催される夜、
偶然出会った三浦春馬と多部未華子。
10年の歳月を挟んだ二つの現在とサブストーリーが、
終盤になるにつれて一つのメッセージにたどり着いていきます。

この作品は、
デートでOK!夫婦でOK!友人や家族でOK!
日本映画的ゆるさと温かさを内包したなかなかの良作
でございます。

早速レビューいってみます!ネタバレ注意です!

原作の生まれ方が素敵

元々は斉藤和義が”出会い”をテーマに伊坂幸太郎に作詞を依頼したところ、
小説ならかけるという話で、佐藤と紗季の”小説”を納品

そこで生まれたのが本作の原点となる、
主人公となる佐藤と紗季の出会いを描いた「アイネクライネ」 

そして短編を元に作られた楽曲が
「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」
です。

そしてこの曲のシングルカット時の初回限定盤特典として、
伊坂幸太郎が「ライトヘビー」を執筆。
この2編に新たな4編を加え、伊坂幸太郎初めての恋愛小説集として、
「アイネクライネナハトムジーク」が出版されました。
累計発行部数54万部(2019年6月現在)。

満を持して、この度映画化と言う流れに、
ちょっと感動しました。
たしかにバラバラの出会いなのだけど、
メッセージは一つなのでうまくまとまっている感をスゴく感じます。
当然、伊坂作品なのでオール仙台ロケ(笑)

「いいんですか?」「だめですか?」

このくだり個人的にはマイベストシーンです。
多部ちゃんのにっこり笑う感じがまたいい!

ほっこりの佐藤家について

「アイネクライネナハトムジーク 映画」の画像検索結果
©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会  公式サイトより引用

10年一緒にいれば普通もう結婚しているような気もしますが(笑)
ここは10年を超えて結婚に至る二人が、
とても愛おしく感じるから不思議。
運命の出会いをしたのではなく、10年を経て、
あの時の出会いが運命であったと本当に感じられる構成と、
役者の演技になっている点が共感を呼んだ一因だと思います。
三浦春馬も多部未華子も安定・安心の演技で、目配せとセリフがスムーズかつしっかりと伝わってくるあたり、やっぱいいいなと改めて感じました。

素晴らしき織田家について

「アイネクライネナハトムジーク 映画」の画像検索結果
©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会  公式サイトより引用

ここはもう矢本悠馬ですよね。
世界観と空気のつくり方がハンパないです。
ついこの間まで、
君の膵臓を食べたい』や『ちはやふる』で
高校生を演じていたのが、急に2児の父親に。(笑)

だらしなさそうに見えて実はちゃんとするところしている感じがいい。
それを受ける奥さん役の森絵梨佳も良かった。

「アイネクライネナハトムジーク 映画」の画像検索結果
©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会  公式サイトより引用

高校生になった娘・恒松祐里の
「あんなお父さんのどこが良かったの?!」
と怒りを受け止めるシーンで、
しっかりとお母さんしていましたし、きちんと芯があった。  
その後の恋の進み方も良かったなぁ。

恒松祐里
©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会  公式サイトより引用

命知らずの久留米家について

父親と息子の 
「あの、こちらの方がどなたの娘さんかご存知の上で、
そういう風に言ってらっしゃるんですか?」  
「・・・誰の娘かも知らずに怒っているんだとしたら、
あなたがちょっと心配になっちゃいまして。
命知らずだな、と

こんなセリフ言う人見たことないわ!(笑)
しかも久留米君のファミレスの告白シーン、痛かったなぁ。
あの痛さをぶつけてくるあたり今泉監督なのかも。
私が相手なら恥ずかしくてバイトやめちゃう。(笑)

「アイネクライネナハトムジーク 映画」の画像検索結果
©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会  公式サイトより引用

そんなバカなの小野家(美奈子とウィンストン)

世界チャンピオンになって、これから告白しますって
あの電話だけで築き上げた関係の、
あのシチュエーションでいえちゃうのすごいと思った。
普通驚いちゃう。でも、驚いた後も、
彼を献身的に受け止める貫地谷しほりの演技はやっぱり一級品なのだと感じた。

まとめ

矢本悠馬のセリフ、

「もっと簡単に言えばよ、自分がどの子を好きになるかなんて、分かんねえだろ。だから、『自分が好きになったのが、この女の子で良かった。俺、ナイス判断だったな』って後で思えるような出会いが最高だ、ってことだ」

ここが本作のコアメッセージと思います。
仙台推しの芸人、サンドウィッチマンも出ていて地味に笑った。
個人的には『 愛がなんだ 』の方が好きだし、
観ていない人にはぜひオススメしますが、
本作も引けをとらない一本です。  

最後までご覧いただきありがとうございました!
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