【渇き】愛に飢えた登場人物たちの狂気に満ちた劇薬エンタテイメント

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<監督・キャスト>

監督:中島哲也

『下妻物語』や『告白』など、多くの話題作を手掛けた監督

 

キャスト:役所広司、小松菜奈

妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀

 

<解説>

「告白」の中島哲也監督が同作以来4年ぶりに手がけた長編作品で、第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した深町秋生の「果てしなき渇き」を映画化。

妻の不倫相手に暴行を加えて仕事も家庭も失った元刑事の藤島昭和は、別れた元妻の桐子から娘の加奈子が失踪したと知らされ、その行方を追う。

容姿端麗な優等生で、学校ではマドンナ的存在のはずの加奈子だったが、その交友関係をたどるうちに、これまで知らなかった人物像が次々と浮かび上がってくる。

娘の本当の姿を知れば知るほどに、昭和は激情に駆られ、次第に暴走。

その行く先々は血で彩られていく。ろくでなしの元刑事・昭和役で役所広司を主演に迎え、娘・加奈子役には新人・小松菜奈を抜擢。妻夫木聡、二階堂ふみ、橋本愛、オダギリジョー、中谷美紀ら実力派が共演する。

 

<これから観る方への感想・ネタバレなし>

何といっても役所広司のブッ壊れっぷりと、小松奈菜の笑顔。

とにかく描写が過激で映像も陰湿なものも多いため、

家族か恋人と観るにはオススメしません。

いわゆる青少年の成長に悪い感じの映画になっています。(笑)

また、ハードな暴力描写と、現在と過去が入り組んだ複雑な物語であるため、

鑑賞中に整理整頓しながら、ストーリーを読み込む必要があります。

 

本作はバイオレンス映画かつ、エンターテイメント寄りの映画であるものの、

役所広司さんがインタビューで言われていたのは本作は“愛の物語”でもあります。

登場人物の全員が見事に愛に餓えている。

タイトルに捕捉するなら『(愛の)渇き』だと思います。

 

役所広司扮する藤島がとにかくひどい(笑)

小松奈菜の笑顔はシーンごとに含んでいる意味が違うものの、

一貫した表現になっていて、こちらも見どころです。

役所広司×小松奈菜の家族がどのようになっていくのか、ぜひ楽しんで下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<ネタバレ感想>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※この後下にはネタバレ感想注意※

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

胸くそが悪いですが、私は嫌いでないです。

結局最後は中谷美紀が刺しちゃったんだと。うーむ。オチがついてしまうと急に下がってしまう気がして、最後まで小松奈菜は何者だったのか?わからないまま終わっても良かったのではと感じてしまいました。

 

全員が愛に飢えていて乾いている。

役者がよいせいもあるのか、「愛はもともとは存在していたが、今はない」状態に陥った人々にように見える。

小松奈菜の笑顔が個人的には印象的でした。

たしか公開後のインタビューで「なぜここで笑うのかがわからなかった」と本人が述べていますが、中谷美紀との車のシーンや、クラブに行く前のシーンなど、笑っているから不気味でミステリアス、でもなぜが惹かれていくような画になっていたように感じます。

 

役所広司と小松奈菜の2人が中心に描かれていますが、

とっても頭に残る役者さんが2人いて妻夫木君はその筆頭です。

チュッパチャップスを舐めながら、ニコニコして捜査にあたる彼の不気味さが、

役所広司の異常さをうまく増幅させていました。

「なめやがって」というセリフに少し笑ってしまいました。

 

橋本愛も良かった。おそらく主要人物の中で“まともな方”の人物で、

ここのキャラクターに安心できる人は多いのではないでしょうか。

役所広司にいつ襲われてしまうのかとそわそわしながら観てしまいましたが(笑)

まともな人のまま終わってよかった。

 

絶妙な気持ち悪さをキープしながら、猛スピードで駆け抜けられてしまったため、

2回鑑賞しましたが、個人的には面白いだけではなくいま大ブレイクしている役者も多く出演しています。

 

重要な登場人物で小松奈菜に惹かれ闇に引きずり込まれていく“ボク”を演じた清水尋也。

『ちはやふる』あたりで私は認知しましたが、独特のオーラと目つきは強い印象を受けました。

その他、森川葵、二階堂ふみ、橋本愛、高杉真宙などなど、本作をきっかけに(?)大ブレイクした若手俳優たちの体を張った演技も楽しかった。

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