はいどうもこんにちは、ミギーです!
今回紹介する映画は【コンテイジョン】
新型コロナウイルスが流行したことで、注目を集めている作品
と言うことで早速観ました。
えっ・・・怖い・・・
めちゃくちゃリアルじゃん
と思うくらい劇中の出来事が現実に起きています。
話としては、
新型のウイルスが世界中で広がり
パンデミック(爆発的感染)が起こる
というもの。
2011年公開映画ながら、
新型コロナウイルス流行を予知していたかのような映画で、
コウモリや豚を媒体に人へ感染し、
電車の手すり、エレベーターのボタン、
幼稚園のドアノブ、カフェのコーヒーマグなど、
あらゆるところからウイルスが伝染する描写がリアルです。
また、食料の買い占め、医療従事者への感染、
医療崩壊、製薬会社の利権争い、
真実を追求する科学者とコントロールする政治家
ウイルス蔓延時に起こる社会問題もかなりリアル
に触れています。
危機意識を持つ意味で、多くの人が観るべき映画
に感じますが、前提としてお伝えしたいのはこれは映画です。
エンタメとして楽しむ一方で、
本作は現実ではないことをあくまで前提に鑑賞して下さい。
過激な表現も一部ありますが、非常に完成度の高い作品と思います。
いまこの作品が新作だとしたら、当分の間お蔵入りとなる可能性が非常に高い。
それくらい今の世界に起こっていることを投影しているような映画です。
動画配信サービスではNetflix、U-NEXT、
Amazon プライム・ビデオで視聴可能です(2020年4月10日現在。)
※各映画は配信期間が決まっていることもあり、視聴の際は各自確認下さい。
どんな話なのか?簡潔におまとめしました。
ネタバレありますので、ご注意ください!
結末ネタバレ感想
香港出張から戻ってきたアメリカ人女性が体調不良を訴え2日後に死亡。
ロンドンや東京でも同じケースが発生し、
それは新たな感染症と断定され世界中で蔓延。
新型ウイルスのパンデミック一部始終が描かれています。
結末は、ワクチンができて事態は終息するものの、
本作で観るべきはその過程です。
ウイルスの可視化
当たり前ですが、ウイルスは目に見えません。
劇中に描かれるウイルスは、
例えば電車のつり革、エスカレーターの手すりなど、
日常の中で無意識に触れる箇所をわざとアップにして撮影し、
飛沫が付着しているように描写されているのが印象的です。
また、危機感を持つのに十分な描写が、
『ウイルス感染してなくなる人』の部分かと思います。
当然ながら現実の新聞やテレビではそのような映像は流れません。
これは映画の良いところでもありますが、
苦しんだ末に、もうそれはあっさりと、あっという間に亡くなるのです。
つい最近、コメディアンの志村けんさんが他界しましたが、
ご家族は火葬にも立ち会えない事態が映画の中でも起きています。
クラスターについて
クラスター(集団感染)の定義がとても分かりやすく解説されています。
1918年のスペイン風邪と照らし合わせたシミュレーションや、
感染症においてそもそも大切なことが語られており、ク
ラスターを発生させないために、ソーシャルディスタンス(社会的距離)や、
人と人との接触を極力抑えることなど、
現実で注意喚起されていることと、
まったく同じことを劇中で説明
されます。
劇中のセリフなので、エビデンスはわかりませんが、
「人は一日2,000回〜3,000回顔を触る」そうですよ。
様々な描写が、危機感を持つには十分な映画になっています。
医療現場の現実が描かれている
本作は、感染症の対策チームの面々が主人公的に描かれています。
ワクチン開発のためサルを使った治験を繰り返し、
サルに効果のあったワクチンを研究者が自分自身に投与し、
(通常は、様々な承認を経て人間で治験し、
実用化、生産体制の準備、供給と続く)
早急な効果検証が出来たため、
比較的早くワクチンの生産と供給ができることとなりました。
劇中では大きな体育館を何か所も貸し切りにして、
感染者を隔離・治療していたり、
サッカースタジアムなどは検査会場にするなど、
日本で今後、感染者が増えた際にありえそうなものが映されていました。
デマを流す人や買い占めする人が出てくる
劇中ではとある漢方が効く(というデマ)をジャーナリストがネットで流し、
その漢方を買い求めに人々が奔走し、暴動が起きます。
食料品を買い占め、秩序が乱れて、窃盗が発生し、
警察が機能しなくなる事態へ陥ります。
現実の日本でも買い占めや、マスクを買い求めに並ぶ人など、
『不当に利益を得る行為』を起こす人が劇中に登場します。
ラストシーンが必見
本作の震撼ポイントはラストシーンです。
劇中に感染経路を調べるため、
最初に感染・死亡した女性の動きを監視カメラなどで追跡するのですが、様
々な接触ポイントがあり、最終的に明確になりません。
ラストシーンでは、ブルドーザーが木を倒し、
1匹のコウモリがバナナの木に飛び移ります。
そして、バナナをかじり飛び立った後、
養豚場にバナナのカスが落ちます。
それをブタが食べます。
やがてブタは飲食店へ運ばれ、
下処理をしたシェフが、その手で客に握手をする。
という終わりになっています。
まるで感染経路を明確にしたような描写です。
本当はわかりません。映画でも現実でも。しかし限りなくリアルに感じました。
出演者たちの動画が話題
アメリカのコロンビア大学制作の動画に、
主演のマットデイモンやマリオン・コティヤールがメッセージを寄せています。
まとめ
本作は、新型コロナウイルスの蔓延するいま、
とても映画とは思えないストーリーと描写が話題となり、
ネットフリックスやU-NEXTでも連日視聴TOP10に入っているそうです。
映画はフィクションですが、本当の事が3つ描かれています。
①感染症を広げないために、手洗いやうがいの徹底、
自粛 (他の人と接触しない)は有効的である
②情報の取捨選択を見極める
③健全な危機意識を持って生活する
あと加えるとしたら秩序の徹底でしょうか。
自分自身、家庭があり、大切な人との生活があります。
危機感を持つという意識の部分において、
この物語はとても重要な役割を担える
のではないかと感じました。
また、『情報の取捨選択』はとても気を付けたい
と思います。劇中ではデマが流れ、買い占めや都市封鎖が発生するのですが、
そもそも根拠のない情報でした。
現実にもすでに多くの問題が出ました。
マスクがなくなり、納豆がなくなり、トイレットペーパーがなくなる・・・
個人のSNS情報もしかりですが、メディアにも注意が必要です。
先日日刊スポーツ社が、緊急事態宣言発出時に、
『バスタ新宿はコロナ疎開する人で溢れている』
という記事が出ましたが、
SNS上でバスタ新宿はガラガラだったことが判明し炎上しました。
「メディアが言っているから」
「みんなが言っているから」
大衆の真実”のようなもの”に惑わされないで、
自分で考え判断するようにしたい
と感じました。
仕事もテレワークになり、週7で自宅にいますが、ワイドショーの見過ぎも良くないですね。
コロナのニュースで思う部分は本当に多くありますが、
映画ブログなので控えておきます。
(そのような議論をしたい記事でもありません)
ぜひ、未鑑賞の方はご覧いただき、何かを感じるものがあればと思います。
U-NEXTなら動画をfullで無料視聴できますよ!(31日間無料キャンペーン適用時)
最後までご覧いただきありがとうございました!
別のレビューもぜひ観て下さいね。
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