はいどうもこんにちは!ミギーです!
今回は『さらば愛しきアウトロー』
(本題『The Old Man & the Gun』)
を観てきました。
名優、 ロバートレッドフォードの引退作と言われているのですが、
最近の若い子(?)は知らない人も多いのではないでしょうか。
スゴくいい俳優さんなんですよ。
ぜひ少しだけレビューにお付き合い下さい!
ロバートレッドフォードって誰だよ?
端的にまとめますとですね、
大学生時代に未成年での飲酒が発覚し中退。
その後画家の道を志しヨーロッパに渡るもアメリカに帰国。
俳優に転向し1959年にブロードウェイでデビュー。
1962年に初の映画出演(『戦争狩り』)を果たすものの、
約10年、下積み生活をすることに。
(23歳~33歳くらいまでの下積みはスゴい。挫折しないって大切ですね・・・)
そして1969年、アメリカン・ニューシネマの傑作『明日に向って撃て!』に出演。
その後様々な話題作に出演し、
1980年に初監督作品『普通の人々』でアカデミー監督賞を受賞。
ハリウッドで初めて
「演技と製作の双方で成功を収めた映画人」の地位を確立した。
なお、ミギーの一番好きなロバートレッドフォード作品は、
1973年、アカデミー賞主演男優賞を獲得した『スティング』
まじで名作です。スティング。
主題歌のエンターテイナーも有名です。
詐欺師集団の話ながら、スマートかつスリリング、
しかし大胆に詐欺をやりきる本作は本当に面白いです。
本作に通じるものがありますが、
かなりオススメの不朽の名作でございます。
あらすじ
1980年代初頭のアメリカ。
ロバート・レッドフォード演じるフォレスト・タッカー
(74歳・レッドフォードの実年齢は2019年現在で82歳)
は銀行強盗。
普通に客として銀行窓口や支店長に近づき、
銃をチラつかせてカネを奪い取るのですが、大変スマートに強盗していきます。
被害者のはずの銀行の窓口係や支店長も、
「紳士だった」「礼儀正しかった」などとても強盗とは思えない証言ばかり。
16回の逮捕と、16回の脱獄を繰り返し、
それでも強盗を続けるフォレスト・タッカー。
彼の人生にフォーカスしたヒューマンドラマです。
楽して生きるより、楽しく行きたい
本作のメッセージの本質はここです。
数々の銀行強盗を重ねる主人公ですが、
「誰も傷つけることなく」銀行強盗をやりきることに、
”楽しさ”を見つけていて、
「そこに山があるから」と同じノリで、
銀行ある限り強盗し続けるスタンスがめちゃくちゃ気持ちいいです(笑)
「好きなことやれよ!」ってメッセージもイマドキの感じになってて、
普通に面白い。
クラシックな雰囲気がたまらない作品
スーツを着こなして、オシャレなハット、
クラシックカーに風なびかせて駆け抜ける感じが最高です。
『超オシャレなクラシック映画観てる』
感じがたまらないですね。
映画『モンタナの風に抱かれて』を彷彿とさせる乗馬シーンや風景も、
ロバートレッドフォードらしさが出ているように思います。
一方で、ゆったりと流れる映画が苦手って人にはちょっと厳しいかもしれません。
銀行強盗の物語ですが、叫んだり銃撃戦など一切ございませんので、
大変静か目な映画に仕上がっております。
(何が言いたいかと言うと寝ちゃうかもってことです笑)
引退作として、とても美しい
私自身、恥ずかしながらすべてのロバートレッドフォード作品を観ているわけではありません。
しかし、『スティング』を観て以来スゴく好きな役者さんの一人。
カッコいい、まじでイケメンのまま引退した本作はきっと語り継がれるものになると思います。
静かだけど、とても美しい作品です。
万人にオススメはできないですが、
映画好きの方であれば観て損はない作品。
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