はいどうもこんにちは、ミギーです!
今回紹介する映画は【今夜、ロマンス劇場で】
![](https://image-cf.kddi-video.com/c3f/c3f6d853fe38c196f6c1585631fabba5/fit-background-transparent/1533872665/750x422.png)
綾瀬はるかに坂口健太郎と言う美男美女カップル。
映画のスクリーンから飛びだしたヒロインと、
映画好きの少年の恋・・・
正直、大衆映画の一つで大したことないと思ってました。
期待値はそれほど高くはないですよね。
「ま、よくあるラブストーリーだよね~」
くらいの気持ちで観たのですが、
良い意味で期待を大きく裏切ってくれた映画です。
何なんでしょう。ラストの感動。涙!
いまの奥さんとデートで見た作品ですが、
デートが盛り上がる素晴らしい作品です!!
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月に映画1・2本くらいかなって人でも、プライムならおトクです!
この作品は、
デートにおすすめ!!夫婦でOK!友人や家族でOK!
観る人を選ばない作品でございます。
早速レビューいってみます!ネタバレありますので、ご注意ください!
ラストシーンが・・・いい!
映画から飛び出してきた美雪(綾瀬はるか)は、
健司(坂口健太郎)に触れると消えてしまうという設定です。
※人のぬくもりに触れると消えるという設定
健司は触れられなくても、
1人の女性として健司は美雪を一途に愛し続けた。
そして人生の最後に、初めてハグをして、
2人は幸せに包まれながら息を引き取った。という物語。
![](https://pbs.twimg.com/media/DVvXtUBV4AAvmgY.jpg)
映画のようなロマンチックなハッピーエンド。
絵に書いたような美しいラストシーンに、
涙が止まらないんです。
しかも、設定として美雪は歳を取りません。
健司だけが一方的に老いていく中で、
2人は1度も抱きしめることもキスすることもなく人生を共にします。
これの何がいいのかと言うと、
心で結ばれ続けた二人の
ハッピーエンドが非常に美しく、
もう心が洗われるわけです。
涙でデトックスしてる感ハンパないわけです。
さらに、2人が亡くなった翌朝、
病院で看護師が健司の脚本を発見します。
タイトルは『今夜、ロマンス劇場で』
脚本の結末は、モノクロの映画を飛び出したお転婆姫の美雪が、
健司の渡した一凛のバラによって色を手に入れ、
幸せなキスをするというものなんです。
愛し合う二人の世界が色鮮やかに、スクリーンを染めていく。
ベッタベタ。わかってます。
何が起こるか、わかっているのに、
王道すぎる堂々とした脚本
演出に気持ちが高まるのです。
ストーリーテラーの老人の正体
![](https://eiga.k-img.com/images/movie/87062/photo/2b0c0e66fefe9630/640.jpg?1517386776)
歳を取り、老いた健司を演じたのは『加藤剛』さん。
2018年6月18日、80歳で他界されました。本作が役者人生で最後の作品です。
30年以上『大岡越前』と言う時代劇で主役を務めていた方で、
私は見たことがありませんでした。
祖父がチャンバラ大好きだったので、恐らく見たことはあるのでしょうが、
記憶にはうっすら・・・
一つ分かっているのは、
この作品の役は最高に素敵な役だということ。
本作の鑑賞後に調べてみると、
本当に病と闘いながら撮影し、
クランクアップしたという記事が多く出てきます。
そう思うと、あのラストシーン、
一層素敵なシーンに見えます。
感動を、ありがとうございました。
今夜ロマンス劇場での概要
『今夜、ロマンス劇場で』は2018年2月10日公開。
綾瀬はるか&坂口健太郎のダブル主演のロマンチックなラブストーリー。
脇役にも本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、柄本明など多彩な役者陣がそろっています。
オマージュされているであろう作品
ウディ・アレン監督『カイロの紫のバラ』に酷似していると言われています。
映画のスクリーンから女優が飛び出してきて恋に落ちるというストーリー。
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『ニュー・シネマ・パラダイス』やオードリー・ヘプバーンの『ローマの休日』なども
インスパイアされていて、映画の随所で名作のオマージュが見て取れます。
オマージュはパクリなのか?
ここの線引きってとても難しいと思います。
でも、ひとつだけ言えるのは、
今の30歳以下で『不朽の名作』と呼ばれる数々の作品をすべて見ている。
そんな方は少ないと思います。
オマージュでもパクリでも、
「こんな設定素敵だな」「こんなシーン好きだな」
と感じれば、ぜひ元ネタの映画も観てほしいです。
そうやって多くの映画との出会いが生まれることが、
イチ映画ファンとしては嬉しいなと感じます。
ラブストーリーとして最高のラストシーン
これまで、ラブストーリーの最高のラストシーンって、
『君に読む物語』だったわけです。個人的に。
個人的には超えました。
『君に読む物語』を。
いわゆる本作も”死にオチ”の映画なのですが、
死にオチのラブストーリー映画って、序盤で強く結ばれ、
中盤で強く離れて、ラストで死ぬ。
だから強く悲しみになる。
愛し合って、ケンカして、いろんな壁2人で乗り越えたのに。
本作もその線に乗っているのですが、
結ばれる2人が触れ合うことなく、心が寄り添い続けたことが
最も感動かつ、かなりいい意味で期待を裏切ったポイントになります。
映画好きの考察~2人の結ばれるシーンがいい~
![](https://eiga.k-img.com/images/special/2730/1_large.jpg?1518066983)
映画を飛び出し、様々な体験を美雪はする中で、
健司にホタルの見える川に連れてこられます。
ここで、「人のぬくもりに触れると消えてしまう」ことを伝えます。
でも、それを知ってて美雪はスクリーンを飛び出すのです。
健司に会いたかったからだと。
最初は多くの人が見てくれた美雪も
時間が経ち誰も観れくれなくなった。
それでも、最後まで観てくれたのが健司だったというもの。
身体は触れることなく、長い間両想いだった二人が、
心で結ばれるシーンにほっこり。涙が出てきます。
これは監督と脚本の勝ち
![...](https://i.ytimg.com/vi/vaDze6K7hH0/maxresdefault.jpg)
誰が作ったのかと調べてみると、監督は武内英樹。
最近で一番有名なのは 『翔んで埼玉』でしょうか。
ギャグ系の映画が多いのかなと見てみると、
『のだめカンタービレ 最終楽章』とか 『テルマエ・ロマエ』
という期待を裏切らないラインナップ。
でもドラマだと 『神様、もう少しだけ』(深キョンの名作!!)
『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(杏ちゃんの名作!
)と笑いを入れながら感動を奪う作品が多いのです。
脚本は宇山佳佑。
小説家でもあり、有名な映画では『信長協奏曲』を書いています。
どういった背景でこの本が出来上がったのは不明ですが、
わかっていることが一つだけあります。
『今夜、ロマンス劇場で』の製作チームは、
絶対に映画好きが多い。ということです。
映画へのリスペクトが随所に感じられますよね。
昔の古き良き映画の風景や、映画人の想い、
また「映画のような人生を生きてみたい」といった、
鑑賞者の夢もファンタジックに見せてくれます。
お見事でした。
隠れMVPは本田翼と北村一輝
脇役の感じがまたいいんですよ。
![](https://d17egyts7igch8.cloudfront.net/wp/wp-content/uploads/2018/02/8_honda.jpg)
本田翼最高。
ザ・ご令嬢&お嬢様感バッチシなんですが。(笑)
『新聞記者』でもそうですが、本田翼は主役ではなく、
名脇役としての存在感が大変輝いているように感じます。
そして、北村一輝ですよ。
![](https://eigakatsudou.com/wp-content/uploads/imgs/2/d/2d2e36b2.jpg)
この溢れ出る昭和スター感まじイカしてます。
最高のハンサムガイ!!
めちゃくちゃ引き立ててますよね。本作の魅力を。
「まぶい」
「おったまげた」
昭和ワードもいい感じに決まってました!
まとめ
![](https://d17egyts7igch8.cloudfront.net/wp/wp-content/uploads/2018/02/7_sub4.jpg)
思いがけずいい映画に出会う。
こんな嬉しいことはないですね。
隠れた良作とはこの作品ではないでしょうか。
ファンタジックであり、ノスタルジック。
ベタなんだけど、つい見てしまう。
それはどこからこうゆう風になってほしい、
が映画の中で叶っている。
夢がある映画ですよね。
私はとても好きな1本です。
『今夜、ロマンス劇場で』を無料で観る方法
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最後までご覧いただきありがとうございました!別のレビューもぜひ観て下さいね。
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