はいどうもこんにちは、ミギーです!
今回紹介する映画は【今夜、ロマンス劇場で】
綾瀬はるかに坂口健太郎と言う美男美女カップル。
映画のスクリーンから飛びだしたヒロインと、
映画好きの少年の恋・・・
正直、大衆映画の一つで大したことないと思ってました。
期待値はそれほど高くはないですよね。
「ま、よくあるラブストーリーだよね~」
くらいの気持ちで観たのですが、
良い意味で期待を大きく裏切ってくれた映画です。
何なんでしょう。ラストの感動。涙!
いまの奥さんとデートで見た作品ですが、
デートが盛り上がる素晴らしい作品です!!
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この作品は、
デートにおすすめ!!夫婦でOK!友人や家族でOK!
観る人を選ばない作品でございます。
早速レビューいってみます!ネタバレありますので、ご注意ください!
ラストシーンが・・・いい!
映画から飛び出してきた美雪(綾瀬はるか)は、
健司(坂口健太郎)に触れると消えてしまうという設定です。
※人のぬくもりに触れると消えるという設定
健司は触れられなくても、
1人の女性として健司は美雪を一途に愛し続けた。
そして人生の最後に、初めてハグをして、
2人は幸せに包まれながら息を引き取った。という物語。
映画のようなロマンチックなハッピーエンド。
絵に書いたような美しいラストシーンに、
涙が止まらないんです。
しかも、設定として美雪は歳を取りません。
健司だけが一方的に老いていく中で、
2人は1度も抱きしめることもキスすることもなく人生を共にします。
これの何がいいのかと言うと、
心で結ばれ続けた二人の
ハッピーエンドが非常に美しく、
もう心が洗われるわけです。
涙でデトックスしてる感ハンパないわけです。
さらに、2人が亡くなった翌朝、
病院で看護師が健司の脚本を発見します。
タイトルは『今夜、ロマンス劇場で』
脚本の結末は、モノクロの映画を飛び出したお転婆姫の美雪が、
健司の渡した一凛のバラによって色を手に入れ、
幸せなキスをするというものなんです。
愛し合う二人の世界が色鮮やかに、スクリーンを染めていく。
ベッタベタ。わかってます。
何が起こるか、わかっているのに、
王道すぎる堂々とした脚本
演出に気持ちが高まるのです。
ストーリーテラーの老人の正体
歳を取り、老いた健司を演じたのは『加藤剛』さん。
2018年6月18日、80歳で他界されました。本作が役者人生で最後の作品です。
30年以上『大岡越前』と言う時代劇で主役を務めていた方で、
私は見たことがありませんでした。
祖父がチャンバラ大好きだったので、恐らく見たことはあるのでしょうが、
記憶にはうっすら・・・
一つ分かっているのは、
この作品の役は最高に素敵な役だということ。
本作の鑑賞後に調べてみると、
本当に病と闘いながら撮影し、
クランクアップしたという記事が多く出てきます。
そう思うと、あのラストシーン、
一層素敵なシーンに見えます。
感動を、ありがとうございました。
今夜ロマンス劇場での概要
『今夜、ロマンス劇場で』は2018年2月10日公開。
綾瀬はるか&坂口健太郎のダブル主演のロマンチックなラブストーリー。
脇役にも本田翼、北村一輝、中尾明慶、石橋杏奈、柄本明など多彩な役者陣がそろっています。
オマージュされているであろう作品
ウディ・アレン監督『カイロの紫のバラ』に酷似していると言われています。
映画のスクリーンから女優が飛び出してきて恋に落ちるというストーリー。
『ニュー・シネマ・パラダイス』やオードリー・ヘプバーンの『ローマの休日』なども
インスパイアされていて、映画の随所で名作のオマージュが見て取れます。
オマージュはパクリなのか?
ここの線引きってとても難しいと思います。
でも、ひとつだけ言えるのは、
今の30歳以下で『不朽の名作』と呼ばれる数々の作品をすべて見ている。
そんな方は少ないと思います。
オマージュでもパクリでも、
「こんな設定素敵だな」「こんなシーン好きだな」
と感じれば、ぜひ元ネタの映画も観てほしいです。
そうやって多くの映画との出会いが生まれることが、
イチ映画ファンとしては嬉しいなと感じます。
ラブストーリーとして最高のラストシーン
これまで、ラブストーリーの最高のラストシーンって、
『君に読む物語』だったわけです。個人的に。
個人的には超えました。
『君に読む物語』を。
いわゆる本作も”死にオチ”の映画なのですが、
死にオチのラブストーリー映画って、序盤で強く結ばれ、
中盤で強く離れて、ラストで死ぬ。
だから強く悲しみになる。
愛し合って、ケンカして、いろんな壁2人で乗り越えたのに。
本作もその線に乗っているのですが、
結ばれる2人が触れ合うことなく、心が寄り添い続けたことが
最も感動かつ、かなりいい意味で期待を裏切ったポイントになります。
映画好きの考察~2人の結ばれるシーンがいい~
映画を飛び出し、様々な体験を美雪はする中で、
健司にホタルの見える川に連れてこられます。
ここで、「人のぬくもりに触れると消えてしまう」ことを伝えます。
でも、それを知ってて美雪はスクリーンを飛び出すのです。
健司に会いたかったからだと。
最初は多くの人が見てくれた美雪も
時間が経ち誰も観れくれなくなった。
それでも、最後まで観てくれたのが健司だったというもの。
身体は触れることなく、長い間両想いだった二人が、
心で結ばれるシーンにほっこり。涙が出てきます。
これは監督と脚本の勝ち
誰が作ったのかと調べてみると、監督は武内英樹。
最近で一番有名なのは 『翔んで埼玉』でしょうか。
ギャグ系の映画が多いのかなと見てみると、
『のだめカンタービレ 最終楽章』とか 『テルマエ・ロマエ』
という期待を裏切らないラインナップ。
でもドラマだと 『神様、もう少しだけ』(深キョンの名作!!)
『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(杏ちゃんの名作!
)と笑いを入れながら感動を奪う作品が多いのです。
脚本は宇山佳佑。
小説家でもあり、有名な映画では『信長協奏曲』を書いています。
どういった背景でこの本が出来上がったのは不明ですが、
わかっていることが一つだけあります。
『今夜、ロマンス劇場で』の製作チームは、
絶対に映画好きが多い。ということです。
映画へのリスペクトが随所に感じられますよね。
昔の古き良き映画の風景や、映画人の想い、
また「映画のような人生を生きてみたい」といった、
鑑賞者の夢もファンタジックに見せてくれます。
お見事でした。
隠れMVPは本田翼と北村一輝
脇役の感じがまたいいんですよ。
本田翼最高。
ザ・ご令嬢&お嬢様感バッチシなんですが。(笑)
『新聞記者』でもそうですが、本田翼は主役ではなく、
名脇役としての存在感が大変輝いているように感じます。
そして、北村一輝ですよ。
この溢れ出る昭和スター感まじイカしてます。
最高のハンサムガイ!!
めちゃくちゃ引き立ててますよね。本作の魅力を。
「まぶい」
「おったまげた」
昭和ワードもいい感じに決まってました!
まとめ
思いがけずいい映画に出会う。
こんな嬉しいことはないですね。
隠れた良作とはこの作品ではないでしょうか。
ファンタジックであり、ノスタルジック。
ベタなんだけど、つい見てしまう。
それはどこからこうゆう風になってほしい、
が映画の中で叶っている。
夢がある映画ですよね。
私はとても好きな1本です。
『今夜、ロマンス劇場で』を無料で観る方法
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最後までご覧いただきありがとうございました!別のレビューもぜひ観て下さいね。
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