【寄生獣<前編>】実写映画化としてはスゴくよくできた作品!個人的名作

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<監督・キャスト>

監督:山崎貴

2005年、『ALWAYS 三丁目の夕日』で第30回報知映画賞で最優作品賞、日本アカデミー賞の監督賞を受賞、映画監督としての確固たる地位を築いた。

『永遠の0』や『STAND BY ME ドラえもん』も名作ですよね~。

CGの使い方が上手だなぁとつくづく感じます。

 

キャスト:

主人公=染谷将太+阿部サダヲ

個人的に染谷将太といえば『ヒミズ』。

あの二階堂ふみちゃんとの掛け合いは圧巻。また別のレビューで書きたいと思います。

阿部サダヲさんは大好きな役者さんの一人。キャラクターがいいですよね~、

何かのインタビューで聞いた話、朝起きた瞬間から“あのハイテンション”でいけるらしいです。

私もその能力が欲しい!

 

ヒロイン=橋本愛

好きなのは『さよならドビュッシー』←なかなかの名作!

かわいいんだけど、アイドル路線じゃないところがいい。

貫地谷しほりのような、お芝居で見せてくれる女優さんというのが個人的な印象。

 

<あらすじ>

謎の寄生生物「ミギー」(=阿部サダヲ)と共生することになった高校生・泉新一(=染谷将太)の数奇な運命。

ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。

 

その日まで平凡な高校生であった泉新一は、1匹のパラサイトに襲撃されるが、間一髪で脳の乗っ取りだけは免れる。パラサイトは新一の右腕に寄生して同化し、右手にちなんで「ミギー」を名乗るようになり、新一とミギーの共生生活が始まる。それと同時期に、他のパラサイトによるミンチ殺人事件が世界中で頻発し始めるが、犯人は不明とされていた。新一は世間に対して真実を明かさなくても良いのかと葛藤するが、ミギーは自己保身のみを考えており宿主である新一以外の人命には興味がないとし、自らの正体を露見させようとするなら新一に危害を加えることもいとわないと主張する。その一方で、新一が死ねば自分も生きられないミギーは、必要であれば新一を他のパラサイトから守るために同類と殺し合うことにも葛藤を抱かない。

 

しかし、そうした新一とミギーの特殊な関係は他のパラサイトから警戒される。高校教師のパラサイト「田宮良子」や彼女の仲間と敵対することになった新一は、両親が戦いに巻き込まれないことを願うが、彼の母親は新しい宿主を探していたパラサイトに遭遇し、殺害される。新一はパラサイトとなって自宅に現れた母に動揺し、手出しのできないまま心臓を刺し貫かれて致命傷を負うが、ミギーが新一の体内に入って心臓を動かしながら修復することで心肺停止状態から蘇生する。その際、ミギーの寄生細胞が体内へ拡散した影響で超人的な身体能力を獲得した新一は、母親を乗っ取ったパラサイトと再会して復讐を遂げる。しかし、融合による変化は新一の精神面にも現れ、彼を悩ませるようになる。その一方、ミギーも新一との交流を通じて次第に人間の価値観を理解していく。新一のガールフレンドである村野里美は、彼の劇的な変化と変わらない優しさに困惑する。

 

その頃、新一の住む地域の隣町では、パラサイトこそが地球の環境に調和をもたらす救世主と考える政治家の広川剛志が市長に当選し、不完全ながらも社会性を獲得したパラサイトたちが秘密裏に集まるようになる。学校を去り「田村玲子」と名を変えていた「田宮良子」は広川の試みに協力しつつも、生物学的には普通の人間でしかない赤ん坊を妊娠・出産し、生殖能力を持たないパラサイトのアイデンティティーについて思索を重ねる。

 

「田村玲子」は新一とミギーの存在を、パラサイトたちの今後にとって指針となると考え、他のパラサイトや人間を調査のために差し向けるが、行き違いを経て新一は幾度となくパラサイトと戦うこととなる。その結果、新一の母の形をしたパラサイトと闘うことになる。

(Wikipediaから引用)

 

<感想>

結論から言ってしまうと、実写映画として『寄生獣』は予想以上に良く出来てます!

客観的に言っても、「人様にオススメして損は無い」と言えるレベル。

原作ファンに胸を張って勧められるかというと、

「イメージが違う!」とか

「ミギーは阿部サダヲなのか?」とか、

色々言われそうですが、漫画の実写映像化としては及第点行っていると思います。

 

原作好きの方からのアンチも入っているのか、各映画レビューではまずまずの評価。

個人的にはこれB級かもしれないですが名作だと思っています。

 

まず私はミギーが好き(笑)

というかこのブログは“ミギーのB級映画ブログ”ですからね。

ミギーの愛らしいフォルム、阿部サダヲの声とマッチした絶妙な動き。

声だけであそこまで伝えられる阿部サダヲさんってやっぱすごいっス・・・

めちゃくちゃ可愛くないですか?ミギー。

原画の絵とはイメージ離れていますが・・・私はこの映画のミギーがとっても好きです。

 

しかし、よくあのCGで行けたな~パラサイトがリアル過ぎた。

これは山崎貴監督の凄さ。

 

本作は深津絵里のナレーションからはじまります。

「人間の数が半分になったら、燃やされる森も半分で済むのだろうか」

「人間の数が減れば、ゴミの量も減るのだろうか」

といった、地球全体が抱えている問題点を最初に指摘することで、

『人間とは?』、『生きるとは?』、『様々な生物の共存とは?』を問いかける一本。

 

ちゃんと見てみると(私は3回見ました)、

前編⇒後編への導線、伏線がしっかりとしていて、ムダなシーンが本当にないなという印象。

主人公も母親も寄生されますが、

本作の一番の見どころは寄生された母との対決シーン。

何かのインタビューで、母親役の余貴美子さんが、

「寄生されていても、子供に対する母の愛情が奇跡的にどこかに残っている感じをどう表現するか、そういう演技を心がけた」

とコメントしていますが、私から一言だけ。

 

「お見事です!」

 

不覚にも泣きました、私。

母を殺すことに躊躇していた新一も「いま、切り離してあげるからね」ということで、

母を殺すのではなく救うと考え方にシフト出来ていたのも、母に攻撃できない心境が変わったことが見える素晴らしいシーンだと思います。

 

 

<こんなあなたに見てほしい>

おそらくカテゴライズとしては娯楽映画の部類なので

グロいのが大丈夫であれば万人にオススメできる映画。

家族で見るよりは友達と見るべき作品でしょうか。

娯楽映画である一方、生きるということとは?なぜ自分は生まれてきたのか?

という裏テーマ(?)も十分考えられる機会になる映画なので、

「フードロスの問題」

「環境破壊」

「森林伐採、水不足」

などなど、諸問題に若干の関心がある程度の人でも何か考えるきっかけを与えてくれるので、たまにはこうゆうことも考えてもいいかもしれないなんて(思わないかw)変わった方は敢えてそれを狙ってみるのもいいと思います。

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