【天気の子】『君の名は』を超えた!ミギー的感想&感覚考察

A級映画
ミギー
ミギー

めっちゃいいじゃん!!!
私、普通に泣きました。
レビューでは賛否両論ですが・・・

ヒダリ子(仮)<br>
ヒダリ子(仮)

前作(君の名は)を超えたとか超えていないとか。

音楽のタイミングが変!たくさん流し過ぎとか

集大成だとか、集大成じゃないとか。

ミギー
ミギー

なんだかんだ意見はありますが、私は好きでした。
というのを先に述べておきます。
それは私のレビュー&考察を早速!

『君の名は』監督の最新作というプレッシャー

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これって、相当なものだと思うんですよね。ホントに。
社会現象となった作品だけに、
「前作を超えるもの」を観客としてどこかで期待してしまう。
監督や製作スタッフサイドも少なからずそうゆう思いがあるはず。

個人的に思うのは、
社会現象になる作品って生み出す方って本当に一握りで、
その後どうすれば・・・?
と思った時に、相談できる相手とかいないと思うんですよね。普通。

だから次の作品でコケたらどうしようとか、普通考えるはずなんです。
しかも、本作は前回の『君の名は』から3年を掛け、
公開10日前でもまだ編集追い込み中(そのため試写会がなかった)
という最後まで編集に拘りぬいた(裏を返せば制作の余裕がなかった?)
とても力が入った作品であると受け止めております。

『カメラを止めるな』の最新作も間もなくですが、
こういったプレッシャーを受けての新作は観る方も凄く緊張します。

しかし!!!そのプレッシャーを跳ねのけてというか、
これだけの期待を背負ってリリースされた作品と言うバイアスを掛けてみると、
私の評価は高いです!

泣けたからいいというシンプルな評価

世界の形を変えてでも、自分の好きな人と結ばれたい
天気の子のメッセージは比較的シンプルかと思います。

その本質的メッセージにたどり着くまでのアプローチに
やや注文がつくんだろうなと正直感じましたが(笑)

陽菜ちゃんを追って走り出すシーンや

映像美と音楽に普通に泣けましたよね。



だから私はいい映画だと思います。

私にとっての”いい映画”とは心(感情)が動くこと。

笑えたり、泣けたり、気分悪くなったり、、いろんな映画はありますが、

私の初見の感想としては『君の名は』より”動いた”ように感じたので、
いい映画じゃないかな。という意味です。

新海誠は新海誠だった

新海誠監督作品は『秒速5センチメートル』を劇場で観て以降、
その後の作品はすべてチェックしているのですが、
世界観が一貫しているところにスゴく安心しています。
ここの”世界観”や”特徴”の捉え方はおそらく人それぞれだと思いますが、
私が考える新海誠監督の魅力は、
『”画と音楽の融合威力”が誰よりも強い 』ところで
画の美しさに合わさる音楽がダイナミックかつ繊細な世界観を演出していると感じます。

そうゆう意味では期待の掛かった最新作であっても、
あくまで新海誠だったと感じることができる作品でした。

ジブリの画の質感は誰がみてもそれとわかるように、
新海誠監督の画もそれとみてわかるレベルです。

本作では”水の質感”にぜひ注目をいただきたい。
リアルなようであんな艶やかに水たまりは跳ねない(笑)
新海誠マジックがあるとするならば、
東京新宿の雨って、人も多くて雑多で汚くてとても現実では”いい風景”とは言えません。
でも本作では限りなく美しく描かれているし、それに違和感なく入ることの出来ている自分がいるのは、まさに新海誠マジックにハマっているのだと感じます。

なお、本作に限らず全体的にそうですが、
天気の子が好きな方は『言の葉の庭』オススメです。
40分で観れるのでサクッと観れますよ!

ラストシーンのその後を考察

ラスト二人は出会って、3年降り続いた雨は”晴れる”のだと私は感じました。
天気=陽菜の感情と仮定した時に、帆高くんと離れている3年間は雨。
だから、2人が出会った瞬間から晴れるんじゃないかという、
スーパー安直な考察でございます。(笑)
私はポジティブに取りました。

批判が多い理由

いわゆる”ツッコミどころ”が多いために、
評価が下がるパターンによく当てはまるのが、
「虚実の入り混じり方に違和感がある」ものが多いのですよね。

例えば本作であれば、
・雨は降り続いているのに電車はなぜ動いているのか?
・警察に捕まってなぜ3度も逃げ出すことができるのか?
・そもそもラブの進み方が変じゃないか?
などなど、ツッコみたくなるところは盛りだくさんです。

『ご都合主義』なんて言われることもあります。

しかし、このご都合主義って面白くて、
結構個性になることも多い。

『言の葉の庭』に作品の印象は近いのですが、
基本的にセリフを含めて直球気味なのが新海誠(だと思っている)
青春ど真ん中でアオハルしちゃっている帆高が観ていて恥ずかしくなるときもあれば、
勢いあっていいぞ!となるときもある。

冷静に観たら「鑑定に送りますか?」と警察官Aが聞いていたように、
大人目線だとイタイ子供、
子供目線だと無邪気で夢中な少年、
とどちらに観えるかによって印象は変わるような気がしました。

直球であるがゆえに、ストーリー構成は若干雑に映らなくもなく、
直球なら直球で変な演出とかいらなかったのに、
なぜか結構な伏線を引いてしまっているところが批判に繋がっているのかなと思います。
私は勢いで許すって感じです。私は(笑)

カップラーメンが食べたくなった

余談ですが、子供たちだけでラブホに泊まって(←これだけ見えるとヤバいw)
インスタント食品を食ってるのですが、これがまた美味しそうに見える(笑)

この非売品のラーメン食べたかった・・・
『天空の城ラピュタ』を観るとパンに目玉焼き乗せて食べたくなるのと同じで、
これはラーメン食べたくなるやつ。

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完全に余談でした(笑)

まとめ

私は好きでした。
やはり前作の社会現象を巻き起こした『君の名は』の次回作として、
申し分ないレベルの作品を送り出している点は、評価に値すると思います。

帆高少年の直球具合に憧れた私は、
青春時代にこうゆう思いや衝動で動けたら(それに陽菜ちゃんみたいなかわいい子が付いてきてくれたら)めちゃ嬉しいだろうなぁという目線でした。




コメント

  1. […] いや~意外というか、思いがけず良作に出会うってこうゆうことなのかなと。ここだけの話、浜辺美波×北村匠海くんのコンビが声だけでも聴きたくて、映画館に初日に行ったんです。ええ。しかしですね・・・私はこのアニメ普通に好きでした。画の印象として、 『天気の子』  『打ち上げ花火、下から観るか横から見るか』 『サマーウォーズ』  などなどいろんなアニメの感じをつまみ食いした、ファンタジー系の印象だったのですが、実はストーリーが凝ってて良かった。 […]

  2. […]   映画『天気の子』などもそうだけど、カップヌードルが美味そう(笑)カリオストロの城ではうどんのカップ麺(ラーメンも出てくるけど)、THE FIRSTではカップヌードルをこれまた美味しそうに食べるんですよ。こうゆう細かなところまで寄せてくるとは本当に愛を感じます。 […]

  3. […]   映画『天気の子』などもそうだけど、カップヌードルが美味そう(笑)カリオストロの城ではうどんのカップ麺(ラーメンも出てくるけど)、THE FIRSTではカップヌードルをこれまた美味しそうに食べるんですよ。こうゆう細かなところまで寄せてくるとは本当に愛を感じます。 […]

  4. […] すでに世界に出しても恥ずかしくない良い作品はあると思います。世界で通じる作品が。日本人の多くが、その映画に触れることなく生活してしまっているだけ。というのがミギーの考えです。  日本での興行収入はアニメ(コナンやポケモン、ドラえもん、ワンピースなど)がメインで、2019年のNo.1興行収入は『天気の子』でした。実写映画では『キングダム』、『翔んで埼玉』、『マスカレード・ホテル』、『コンフィデンスマンJP』、『劇場版おっさんずラブ』が上位となっておりこれで世界へ・・・というのは心もとないように感じます。今一度、映画を多くの人が触れる機会をつくり、良作を生み出し外へ出していく機運が必要ではないかと思います。 […]

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