【ロケットマン】はボヘミアンラプソディを超えるか?!たくさんの”工夫”と”挑戦”が垣間見えた一本!

A級映画

はいどうもこんにちは、ミギーです!
今回紹介する映画は【ロケットマン】

面白いです!

ボヘミアン・ラプソディ』の監督最新作

ということもあり、
若干ライブシーンの見せ方やカット割りなど、
ボヘミアンっぽい印象をどうしても受けます。
(監督が同じだから当然なのですが)

ボヘミアンラプソディはQueenを題材にしていますが、
今回はグラミー賞を5度も獲得しているロックスターの、エルトン・ジョン。

グレイテスト・ヒッツ 1970-2002 [ エルトン・ジョン ]
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日本だと知名度はそこまででしょうか?
私は『Your song』がとても好きですが、
映画『sing』でも採用された『I’m Still Standing』が、
割と聞いたことある方多いかもしれません。

「『sing』 ゴリラ」の画像検索結果
このゴリラ(日本語は大橋卓弥)が歌ってます。

私は結構好きだった感じです。
『ボヘミアン』に続く、大物アーティストの自伝的映画は、
デートでOK!夫婦でOK!友人や家族でOK!の観る人を選ばない
いい映画
でございます。

早速レビューいってみます!

ボヘミアンラプソディとの3つの違い

3つだけではなく、いろいろあるのですが、
私が個人的に気になった3点をピックアップします。

ボヘミアンラプソディとの違い①題材となるアーティストが生きている

一言で言うとQueen(フレディ)は他界していますが、
エルトン・ジョンはバリバリ存命です。
なんなら本人が監修しています(笑)
これは個人的な見解ですが、
題材となるアーティスト自身が関わることによって、
より詳しくストーリーが表現されたり、
ディティールがリアルになる一方で、
都合の悪い情報は出てこなかったりするのかなと思ってしまいます。
「もう亡くなっているいるからこれ言ってもいいよね?」
的なものが伏せられたりしているのかなってことです。(笑)

ボヘミアンラプソディとの違い②ロケットマンは役者が歌ってる

フレディ・マーキュリー本人と完全に見間違うレベルで憑依した
ラミ・マレックは口パクで表現されている一方で、
エルトン・ジョンに扮したダロン・エガートンは実際に歌っています。

口パクだから悪い、本当に歌っているからいいという議論ではなく、
どちらもすげぇって話
です。本当に。
口パクであそこまで人を熱狂させる映画も類を見ないし、
キチンと自分で歌って表現する凄さも同じく役者魂を感じます。

ボヘミアンラプソディとの違い③ロケットマンはミュージカル映画風の味付け

ボヘミアンはある程度”神格化”されたライブエイドのラストに向かって走る映画に対して、
ロケットマンは病院での依存症告白から、再生へと向かうような構図になっていて、
冒頭からミュージカルチックに展開されます。

どちらも事実(史実)を交えての構成で、
ラストの大盛り上がりに向けて走る形は似ていますが、
アプローチが異なっておりここの違いは見物です。 

ロケットマンのライブシーンに散りばめられた工夫と挑戦

エルトンジョンの名曲を中心に、
曲の生まれた背景やエルトン・ジョンの人生を再現するように描かれるのですが、
・ワイヤーアクションで浮きあがる
・水の中へダイブする
・レストランのシーンでは客全員で合唱する

などなど、いろいろな表現への意欲的な姿勢をヒシヒシ感じました。
これは地味に面白いというか楽しめる部分なのではないかと思います。

何といっても音楽

エルトン・ジョンって本当に有名な曲しか聞いたことがなかったのですが、
とても心躍る曲が多いですね。
映画館で観る→聞き始める→また映画観る
とやると実は音楽映画って深みが増すんですよ。
これはQueenやエルトン・ジョンではなくともそうです。
『グレイティスト・ショーマン』や『ラ・ラ・ランド』も
サントラを聴いていくとグッと魅力が高まる感じと同じです。
いろいろ聞きなおして、もう一回観たい作品です。

ロケットマン オリジナル・サウンドトラック [ (オリジナル・サウンドトラック) ]
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まとめ

正直な話、エルトン・ジョンのことをあまり知りませんでしたが、
人として、アーティストとして、多くの苦悩を乗り越えてきた人生だったのだと知り、
辛いながらも、それを乗り越えていく過程がとても面白い映画でした。
ライブ感としては圧倒的にボヘミアンが勝っているものの、
ストーリー展開や映像の多様性はロケットマンが上。
どちらの作品も、私は好きになりました。

コメント

  1. […] 『ボヘミアンラプソディ』や『ロケットマン』など、2019年は実際に活躍したアーティスト題材の作品が多いですが、本作はほっこり泣けて心温まる感じのラブストーリーです。 […]

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