どうもこんにちは!ミギーです。
『君の膵臓を食べたい』(略してキミスイ)
私、映画『君の膵臓を食べたい』の大ファンで、
実は映画館に3回いき、すべて号泣しました。(笑)
Amazonプライムでも2回観てしまいました。
ぜひ熱く紹介させて下さい。
超簡潔あらすじ
一行でいうと、
膵臓の病気(余命あり)を持った桜良(浜辺美波)と、
クラスメイト春樹(北村匠海)とのラブストーリー
・・・のようなヒューマンドラマです。
本屋大賞受賞、発行累計250万部を突破する住野よる原作。
ネタバレ含む感想・考察
もう何といっても浜辺美波
映画では、『余命あるけど元気に振舞う』という設定、
比較的よくあるシチュエーションだと思います。
でもこれって、すっごくエネルギーがいるんですよね。
“ただ明るいだけ”だと、後半に怒ったり悲しくなったりしたときに、
説得力に欠けてしまいます。
かといって、やりすぎると“イタイ”感じになってしまう。
ここのしっかりと気持ちが作りこまれていながら、
コントロールが効き、とても心地よく鑑賞側が観ることができるので、
本当にスゴイと思っています。
浜辺美波のセリフの放ち方は曇りがなくて、濁っていない。
病を抱えながらも天真爛漫なキャラが、
最後までブレない彼女はまじで化けると思います。(すでに大活躍中ですが)
これはですね『咲-saki-』では見えなかった部分。
瞳の凛々しさは変わらないものの、その魅力は本作でこそです。
おそらく、このキミスイの浜辺美波は『女性から嫌われるタイプ』。
あざとい、わざとらしい、ちょっと可愛いからって調子に乗ってる・・・
このあたり出てきます。
私も女性だったら嫌いになるんじゃないかと思います。(笑)
クラスメイトの“君”=春樹(北村匠海)や、
友人の恭子(大友花恋)を巻き込むだけ巻き込んで、
本当に自分勝手な主人公であるものの、
最後は行動の裏側の想いに震えます。
いわゆる余命ものだけどちょっと違う
余命を持っているのだけど、彼女は通り魔に会うことで最期を迎えます。
ストーリー的には「え、そうなの?!」って感じですが、
この変化球は結構良いと思います。
『人はいつか死ぬ。でもいつかはわからないから、今この瞬間を大切に生きる』
劇的な主人公や主要人物の最期を持って、
この普遍的なメッセージを伝えてくる映画、本当に多いです。
本作では、余命で残り数か月というところ、
桜良と最後のデートになるであろう前に他界します。
最後のデートできると思っていたという小栗旬(北村匠海くんの大人になったver)
のナレーションが、とても切ない。
北村匠海くんのすばらしさ
もう彼はヤバいです。ナチュラルイケメンっぷりがハンパない。
わがままな彼女を受け止められる器・・・
柔らかな空気と優しさで包まれる感じが独特で今後大注目の俳優さんです。
ベストシーンは、彼女の実家でお母さんから「共病文庫」を預かり、
「泣くのはお門違い」と泣き崩れるところ。
涙腺崩壊ダム決壊です。
大切な人をなくしたことに対する悲しみだけではなく、
彼女の愛情や優しさ、思いやりや残してくれたものは、
その後の人生においてどれも大切なものばかりで、
物語が進むにつれて怒りや喜びなどの感情が、
桜良によって喚起されるようになり
人間らしく成長していく姿がよく見えます。
成長した証拠にガムくん(矢本悠馬)とのシーンもとてもいい。
これまで彼は人の優しさや厚意を悪意なく受け流しがちだったのですが、
ガムくんから渡されたガムを中盤のシーンで初めて受け取ります。
この時の矢本悠馬の表情がわかりやすくて笑ってしまったのですが、
とてもいいシーンでした。
君の膵臓を食べたいって意味
大号泣のラストシーン、
「君の膵臓を食べたい」のシンクロに震えました。
劇中、決して二人は好きなどと言いません。
二人は、それぞれお互いになりたかった。
ラブも尊敬も混じっているが、私はラブよりかなと感じます。
膵臓を食べたいの意味は
=『(膵臓を食べることで)あなたの中に、私は存在したい。』
=『生きるということは、その人の中(記憶)にいること』
と定義しました。(私は)
平たく言ってしまいますが、愛ですよね。それってきっと。
若干死生観の話になりますが、人が死ぬときってどうゆう時だと思いますか?
私の答えは『存在を忘れられた時』です。
私自身、母を死別でなくしたときに深く考え、感じて、
葬儀の最後のスピーチに
「母という女性が生きていたことを覚えていてほしい」と言いました。
話が逸れましたが、君の膵臓を食べたいというのは、
最初はその部位を食べると病が治るという下りから、
食べた人の中で生き続ける。という意味に変わっていくので、
お互いを意識した中で生まれた造語であるものの、
本作の本質的なメッセージを伝えるには十分なフレーズになっていると思います。
そうゆう意味での浜辺美波の存在感が格別
グイグイ人を巻き込んで、そして桜良は消えてしまいますが、
いざ、スクリーンからいなくなってしまうと、
「もっと見ていたかった」と思っている自分がいます。
存在感が圧倒的にスゴい
正直にいうと、浜辺美波って特別ぶっちぎって可愛いということは思っていません。
(顔の好みは橋本環奈とか)
でも、いざお芝居をしている彼女はもうめちゃくちゃ引き込まれます。
『賭ケグルイ』でも同じですね。
表情の豊かさに圧倒されます。
本質的なメッセージとしては、観る側によって受け止め方は違うと思いますが、
私の考察・見解は、
大切な人に、大切なものを与え続けようと思わされる映画でした。
その尊さを教えてくれる一本です。
まだご鑑賞でない方には、とっても強くオススメです!
最後までご覧いただきありがとうございました!
コメント
[…] 私、『君の膵臓を食べたい』の映画の大ファンで、実は映画館に3回いき、すべて号泣しました。(笑)ぜひ本作を熱く紹介させて下さい。 […]
[…] 『君の膵臓を食べたい』 […]
[…] ここはもう矢本悠馬ですよね。世界観と空気のつくり方がハンパないです。ついこの間まで、『君の膵臓を食べたい』や『ちはやふる』で高校生を演じていたのが、急に2児の父親に。(笑) […]
[…] 『君の膵臓を食べたい』など活躍が止まらない北村匠海 (9番・ノブオ役) […]